三和テクニカル株式会社

【News】日本品質を担保する中国金型製造の品質管理体制とは

こんにちは。三和テクニカル株式会社です。

中国で金型を製造する際、

「コストは抑えたいが、精度や品質は落としたくない」
「中国製の金型でも、日本で使える品質を確保できるのか」

と感じる方も多いのではないでしょうか?

金型は、部品同士の合わせ精度や仕上げ状態、組み立て後の動作なども、成形品質や量産時の安全性に影響します。

そのため、中国金型の調達では、製造価格だけで製造先を判断するのではなく、図面確認から製作、組み立て、試作、検査まで、各工程で必要な確認が行われているかを見ることが重要です。

今回は、中国で金型を製造しながら日本品質を確保するために必要な品質管理の考え方をご紹介します。

中国金型の品質差はどこで生まれる?

中国製・日本製という違いだけで、金型の品質を判断することはできません。 

同じ図面を使っていても、設備、加工方法、材料、寸法公差の管理、作業者への指示などによって仕上がりは変わります。

特に注意したいのが、「図面を渡したから同じものができる」と考えてしまうことです。

図面上の寸法が合っていても、重要部分の仕上げ方法やクリアランス、部品同士の合わせ方について認識が異なれば、組み立て後や試作時に追加調整が必要になることがあります。 

🔍 製作前の確認が品質を左右する

こうした認識のズレを防ぐためには、加工を開始する前の仕様確認が欠かせません。

✅ 特に精度が必要な箇所はどこか
✅ 部品同士の合わせで注意する部分はどこか
✅ 実際の量産では、どのような条件で使用するのか

図面に記載された仕様を確認するだけでなく こうしたことまで共有しておくことが重要です。

中国金型の品質を安定させる第一歩は、製作前に品質上の重要点や使用条件を明確にしておくことにあります。

日本品質を実現する工程ごとの確認

金型の品質管理というと、完成後の最終検査に目が向きがちです。 

しかし、完成してから問題が見つかった場合、再加工や部品交換が必要となり、納期やコストに影響する可能性があります。 

そのため、中国で日本品質を意識した金型製造を行う場合は、製造工程の途中に複数の確認ポイントを設けることが重要です。 

✅ 製作前に図面、材質、公差などの仕様を確認する
✅ 加工途中で重要寸法や形状を確認する
✅ 組み立て後に部品の動きや合わせ状態を見る
✅ 試作後に寸法や成形状態を確認し、必要な修正を行う

どの段階で何を見るのかを決めておくことで、各工程で不具合の兆候を発見し、後工程へ持ち越しを防ぐことができます。 

図面・変更履歴の管理が手戻りを防ぐ 

中国で金型を製造する際は、加工技術だけでなく、日本側と中国側の情報管理も品質を左右します。

現場では、製作途中で仕様変更が発生したり、試作後に寸法調整が必要になったりすることがあるためです。

その際、古い図面や変更前のデータが製造現場に残っていると、修正内容が正しく反映されず、手戻りにつながる可能性があります。 

📋 変更履歴を残すことも品質管理

✅ 最新図面はどれか
✅ 変更した寸法や箇所
✅ 変更した理由 

といった変更履歴を双方で確認できる状態にしておくことが大切です。

また、不具合が発生した場合も、単に「寸法が合わない」「成形できない」と伝えるだけでは十分ではありません。

発生箇所や現象、測定結果、成形条件などを共有し、原因を確認したうえで次の加工や修正へ反映することで、同じ問題の再発を防ぎやすくなります。

中国の金型メーカーを選定する際には、加工設備や検査設備だけでなく、図面管理や変更管理、不具合発生時の情報共有体制まで確認することがポイントです。

日本と中国の強みを生かす金型調達

中国金型製造を活用する目的は、単に「日本より安く作ること」ではありません。 

中国が持つ生産力やコスト競争力を活用しながら、日本側で求められる品質基準を明確にし、製作工程を適切に管理することで、コストと品質の両立を目指すことができます。 

愛知県知立市にある三和テクニカル株式会社は、日本の品質管理力と中国の生産力・コスト競争力を組み合わせた調達・開発モデルを展開しています。

プレス金型や樹脂成形金型をはじめ、金型パーツ、機構部品まで幅広く手がけ、設計提案から製作・供給まで一貫して取り組んでいます。

知立市をはじめ、西三河・三河周辺で中国を活用した金型・部品調達を検討している方は、仕様や現在の課題からお気軽にご相談ください。

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